着物買取詐偽について徹底解説!電話営業や訪問営業する買取業者には要注意!!

着物買取詐偽について徹底解説!電話営業や訪問営業する買取業者には要注意!!

着物買取がブームになった昨今、とある問題が深刻化しています。
その問題とは、“着物買取詐偽”。
着物買取に託つけて詐偽を働く悪徳業者が沢山あるのです。
この記事では、着物買取詐偽について解説します。

着物買取詐偽は身近な出来事

着物買取詐偽が深刻化していると言われても、実感がわかない人もいます。
しかし、それは運良く偶々詐偽被害に合っていないだけだと思ってください。

国民消費者生活センターに寄せられた着物買取詐偽に関する相談件数によると、着物詐偽被害に合う人は多い年で年間9,000人ほどいるのです!

着物買取詐偽被害は身近な出来事だと認識して気を付けるようにしましょう。

着物買取詐偽手口~押し買い~

着物買取詐偽の基本的な手口の一つが、押し買いです。
押し買いとは、着物買取と一緒に貴金属や時計、バックなど高価なものを安く無理矢理買取る詐偽手口です。

マトモな着物買取業者も着物買取だけでなく、貴金属や時計、バックなどの買取も一緒に行っています。
悪徳業者はこれに目をつけ、着物買取に託つけて無理矢理貴金属や時計、バックを安く買取りして奪っていくのです。

国民生活センターに寄せられた相談によると以下のように押し買いされています。

・「着物買取のために家に突然訪問してきた業者の話を聞いていたら不要な貴金属、時計、バックの買取の話になった。
着物買取だけでは商売にならない。
ガソリン代を使ってわざわざ来ているから貴金属か何かを買取しないと帰れない。
買取するまで何時間でも家に居座ると言われて無理矢理に貴金属を安く買取された。」

この他にも、買取してもらうような貴金属などは無いと断っても恐喝めいた言動で無理矢理買取っていく場合もあります。
更には、家に図々しく上がり込んでタンスを物色し、金目の物を無理矢理安く買取っていく場合もあります。

押し買い悪徳業者の特徴

押し買いをする悪徳業者には以下のような特徴があります。

・電話営業や訪問営業をする。
・着物買取を依頼して業者を呼んだのに、貴金属など他の品物を査定をしようとする。
・貴金属や時計、バックなど高価な品物がないかを執拗に聞く。
・着物買取ということだったのに、貴金属などを買取するまで居座る

着物買取詐偽手口~買い叩き~

着物買取詐偽の基本的な手口の一つが、買い叩きです。

“買い叩き”と名付けられていることからもわかるように、着物を適正価格より安く査定して買取をする手口となっています。

買い叩きをする悪徳業者の特徴

買い叩きをする悪徳業者の特徴は以下のようになっています。

・電話営業や訪問営業をする。
・着物に関する専門的な説明はせず、汚れや色褪せ、ほつれ、色や柄の需要の低さといったマイナス面の説明ばかりする。

マトモな着物買取業者の場合は、着物買取価格に納得してもらうためにその着物がどんな着物なのか専門的な知識を交えながら説明してくれます。
しかし、買い叩きをする悪徳業者は着物に関する専門的な知識を持ち合わせておらず、マイナス面の説明ばかりをして買い叩こうとします。

着物買取詐偽被害に合わないための方法

着物買取詐偽被害に合わないための方法は以下のようになっています。

・電話営業や訪問営業による着物買取は断る
基本的に、信頼性の高いマトモな着物買取業者は電話営業や訪問営業はしません。
電話営業や訪問営業をしてくる着物買取業者は断り、着物買取は自分で業者を探して依頼するようにしましょう。

・買取業者に依頼する前にネットで確認
着物買取業者に着物買取依頼をする前に、評判やホームページの有無を確認しましょう。
悪徳業者の場合はネット検索をすればすぐに悪い口コミを沢山発見できます。
また、悪徳業者はホームページが無いことが多いのでホームページの有無も重要です。
ホームページがあったとしても、「古物商認可」の記載をしているかもチェックしましょう。
古物商認可の無い業者は悪徳業者です。

・全国展開している大手買取業者に依頼
着物買取する時は、バイセルやウルトラバイヤーといった全国展開している大手買取業者に依頼すれば100%詐偽被害を防げます。

着物買取詐偽被害を受けてしまった時の方法

もし着物買取詐偽被害を受けてしまった場合は、クーリングオフ制度を利用しましょう。

クーリングオフは無理矢理購入させられた商品を返品する場合の制度と思っている人もいますが、そうではありません。
押し買いや買い叩きで不当に買取されてしまった場合も利用できます。
8日以内であれば、お金を受け取っていても買取をキャンセルできるのです。

悪徳業者がクーリングオフに応じない場合は、国民生活センターに相談しましょう。